自転車とプログラミング

自転車メーカーに勤める会社員がプログラミングを学ぶ中で感じたことを書きます。最近サービス作りました。

社内勉強会を開催してきた経験をもとに盛り上がるテーマについて考えてみた

こんにちは、Watanabe です。

ここ2〜3年の間でいくつかの勉強会を立ち上げたり、単発で開催してきました。 エンジニアの知識をシェアするスタンスに感銘を受けたことが根っこにあって、自分の職場でも共有知を作って組織のレベルを底上げしていければ、ゆくゆくは各メンバー発の情報共有が進んでほしいと思ってました。

盛り上がるテーマとは?

勉強会を開催していて永遠の課題といっていいと思いますが、勉強会で盛り上がる回と盛り上がらない回がありませんか? 開催する側としては参加した人が得るものが多い勉強会で有りたいと思っていて、その方が持続的に勉強会が開催できますし、組織に知見が蓄積されやすくなります。そういった得るものが多い勉強会にするためには、勉強会が盛り上がることは不可欠じゃないかなと思います。

体感として盛り上がることが多かった勉強会に共通しそうなところを挙げてみます。

参加者のレベルが均一している

参加者のレベルが同じ程度だと安心してディスカッションができるっぽく、盛り上がる気がします。レベルの高い人も低い人もその人自身はつまらない会になるリスクがありますし、レベルの高い人がいると「まちがったこといいづらいな〜」と萎縮する人がいてディスカッションがはかどりませんでした。

ノルマが優しめ

ノルマが厳しいと企画倒れになりますね(経験談)。なのでエンジニアの方が読書会をノルマ付きでやられてるのはすごいと思います。ノルマを課して、うまく回ると参加者も準備してくるので勉強会が自分ごとになって盛り上げてくれますね。

意見を交わすことができる

ディスカッションタイムを設けるのは盛り上がる会を作る上で大事ですね。ディスカッションさせるなら自分がハンドリングする必要はありますが。

参加者が熱中できるテーマである(参加者の熱量とテーマのレベルが合致している)

「参加者のレベルが均一」の話と近いですね。テーマと参加者のレベルが離れていると盛り上がりに欠けます。テーマに合った参加者に参加してもらうように働きかけるのも企画者のタスクですね。このあたりは企画して実行するだけじゃなく、当日現場が盛り上がるように根回しは必要かと思います。


ここらへんをカバーできていると現場で盛り上がることが多いかなと勉強会を主催していて思います。

反対に盛り上がらなかった勉強会としては、「読んだ本を紹介する会」というのを開催していたんですが、毎週開催と発表者が紹介制・本を読む人が少ない会社だったことが重なって早々に企画倒れになりました。環境と人にミスマッチなテーマだったと今になって思います。

面白かったのは読んだ本の紹介ができなくなってもプレゼン形式で自己の経歴を紹介する会としてしばらくの間はこの企画が続いて、普段の業務からは知れないその人の人生、考え方を知れる場になったことですね。これはこれで自己開示の場になったのでその後の業務がちょっぴり円滑になった気がします。